みなさまこんにちは,よしだです。
8月も半ばを過ぎましたが,相変わらず名古屋はどんよりとした曇り空が続き,「夏の青空」がなかなか見えません。今年はちょっと変な天候だな,と思うのは私だけではないでしょう。
一方で今年前半は,とても雨が少なかったのを憶えておられるでしょうか。きょうはその雨の量について書きたいと思います。
私は八竜湿地の流出量を観測する関係で,学内に雨量計を設置し,降雨量を観測していることはこれまで何回か書きましたが,今年1月から6月までの各月の降雨量を,昨年の同じ月と比較するとこうなります。
1月 51%
2月 72%
3月 59%
4月 73%
5月 51%
6月 51%
なんと半年間ずっと前年割れです! この期間の総降雨量は約450 mm と,昨年の約760 mm に対してほぼ6割でしかありません。
それに対して7月は約250 mmで,前年同月比でほぼ倍なのですが,守山区内でも冠水や床下浸水などが発生した7/12夜のゲリラ豪雨で約130 mm 降っていますから,雨の降り方にかなり偏りがあることがわかります。
極端な天候は私たちの生活に好ましくない影響を与えますが,湿地や里山の生きものにもストレスになるのでは,と心配しています。季節らしく,かつ穏やかな移ろいをしてほしいものです。
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