今回は国際情報学部の畠山先生と私で担当している学生プロジェクト科目「里山学」で行った合宿について書きます。
「里山学」は通年の講義で,「里山」をキーワードに畠山先生と私のほか,外部の先生による授業もあり,さらには合宿まであるというもりだくさんの内容になっています。夏は毎年,畠山先生が研究フィールドにされている豊田市大野瀬町で2泊3日の合宿が行われます。
大野瀬町は,豊田市に合併する前の稲武町にあり,「稲武」といえば,名古屋市立の中学校に通っていた方には野外学習(キャンプ)で,なつかしい思い出があるのではないでしょうか。その旧稲武町でも最も北東に位置し,北は岐阜県恵那市,東は長野県下伊那郡根羽村に接する県境の地域です。
今年から私も「里山学」の担当となり,大野瀬町の合宿に初めて参加しましたが,都合により1日目と2日目だけの参加となりました。ここではその1日目の様子をお伝えします。
まずは名鉄豊田線の浄水駅に集合し,小さなバスに乗って紅葉で有名な足助まで移動,ここからは大野瀬町の方が手配してくださった車で大野瀬町まで行き,各地を巡ることになります。ちなみに浄水駅を出たのが13:30頃,大野瀬町に入ったのが15:30頃。愛知県も意外に広いのです。
最初に訪れたのは,大野瀬町を過ぎて長野県に入ってしまいましたが,「月瀬の大杉」です。説明によると,長野県内で最も大きな巨木だそうで,私にとって屋久島の縄文杉以来,久しぶりに圧倒されそうなくらい大きなスギの木を見た気がします。
太陽が傾いてきた頃,豊田市の公共施設「豊田市農林漁家高齢者センター」,通称「ハウスポニー」に移動し,地元の人たちと一緒にピザづくり・バーベキューとなりました。ここにはピザが焼ける石窯,バーベキューができる施設,簡易宿泊所もあり,地元の観光協会が市から受託して運営をされているそうです。
ここで学生さんたちは指導を受けながら,野菜スープや,粉からピザを作っていきます。
野菜スープの具材を切っています
ピザの生地を練っています
生地を発酵させてその上に具材を乗せています
今回の具材は,ベーコン・チーズ・トマト・ピーマン・コーン・玉ねぎとカラフル!
これを後方の石窯で焼いていきます
本格的な石窯でうらやましいです(笑)
手作り・できたてのピザを食べ,そのあとは地元の方が準備してくださったバーベキューでお肉や野菜を食べながら,地元のみなさんと交流です。大野瀬に移住された方のお話や,シカなどの獣害のお話など,学生さんにとって,普段の生活ではあまり接することができない話が聞けたのではないかと思います。
次回は2日目について書きます。
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