2019年9月10日火曜日

第28回 湿地サミット

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 9月に入ったというのに猛暑がぶり返してしまいましたが,そんななか大学では「第28回 湿地サミット」が開催されました。
 
 この湿地サミットは,ワールドワイドなものではなく愛知県内で開催されているもので,湿地のある市町村が持ち回りで1年に1回開催しています。2019年は名古屋市の当番で,市内の代表的な湿地の一つ「八竜湿地」とその隣にある市内で最大のマメナシ自生地の「蛭池」の見学および,室内行事を金城学院大学で行うことになり,一年以上前の昨年4月頃から準備を始めてきました。
 
 昨年新城市で行われた第27回では250人ほどの参加者がいて,会場の広さが足りず急きょ会場を変更したと聞いていたので,今回は300人近く収容できるE5-309講義室を会場にしました。まだサミット開始前ですが,ご覧の通りすでに大盛況です! 
 
 今回は八竜湿地の状況や保全について5人が説明したのち,保全に関わる問題について議論するパネルディスカッション方式で開催されました。コーディネーターはKSC創設者の小野先生で,私も八竜湿地の水質などの調査をしていることから,パネラーの一人として参加しました(なので写真はありません・・・)。

 保全に関わる問題はいくつもありますが,保全を持続させるための人材育成や世代交代もその一つです。これらをどのように進めるかがカギになり,そう簡単に答えが見つかる問題ではないのですが,会場からも意見がだされ,このテーマで進めた意義があったと思います。

 会場の外では,この地域の湿地保全団体などを紹介するパネル展示が行われ,こちらも盛況でした。
 
 午後は30-40人くらいに分かれて,八竜湿地と蛭池の見学会です。「水源の森と八竜湿地を守る会」などのボランティアのみなさんが,ポイントごとに立たれて説明をされていました。
 
 八竜湿地の中心部です。ちょうどシラタマホシクサが咲き始めたのですが,他にもニッポンイヌノヒゲなども咲いていました。でも37度に迫る猛暑。ジリジリと焼けるような暑さで,見学する人も説明をする人も大変です・・・。
 
 次回(2020年)の湿地サミットは豊田市での開催です。ラムサール条約に登録されたことで有名な矢並湿地などがあり,また興味深いお話が聞けるのではないかと今から期待しています。
 

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