2020年8月14日金曜日

八竜湿地でサンプリング

 みなさまこんにちは,よしだです。

  梅雨が明けて猛暑が続いていますね。そんな中私は,定期的に実施している八竜湿地での水質調査用のサンプリングをしてきました。暑いので,周りに人がいないことを確認してマスクを外し,約20ヶ所設定したポイントで採水したり,pHなどを測定したりします。

ここは森の中のサンプリングポイントです。

見た目は涼しげですが・・・


 採水のポイントがたくさんあるので,手早く次々と回っていくのですが,空が少しずつ暗くなり,遠くから雷鳴が聞こえてきました。ひんやりとした風が吹いて,これは怪しい!と思っていたらやはり,雨が降り始めました。その雨はすぐに大粒のまとまった雨になり,汗と雨でずぶ濡れになりながら研究室までいったん戻って,様子を見ることにしました。

 雷雲が去ったのを確認して,2時間の中断を経てサンプリングの再開です。まだ青いズミの実に雨粒がついてきれいでした。

 このあとも厚い雲がかかり続け,しばらく晴れることはなかったのですが,雨も降ることもありませんでした。気温が一気に上がる前に調査を済ませることができました。

 八竜湿地では今回,こんな植物を見ることができました。 

くちなしの実です。実が熟すのはまだまだ先ですが,
姿はすでに完成形ですね。

 

ワレモコウの花です。
一部の個体で花が咲きはじめました。


シラタマホシクサのつぼみです。
これから少しずつ成長して「白玉」になっていきます。

 当分の間猛暑が続くようでうんざりですが,植物の世界では次の季節への準備が着々と進んでいるようです。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿