2013年1月19日土曜日

大高緑地の調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日のことになりますが,私は名古屋市緑区の大高緑地に行ってきました。ここにも小規模な湿地があり,その水質の調査依頼を私が受けたのです。

 今回は,湿地の保全をされている花水緑の会の梅本さん・研谷さん,調査依頼の仲介をしてくださった名古屋市生物多様性センターにお勤めで本学非常勤講師の野呂先生,そして同じく調査依頼を受けた,八竜湿地の調査でお世話になっている名古屋市環境科学調査センターの西さん,榊原さん,そして私の計6名で調査地に向かいました。

 余談ながら,大高緑地には小学校の頃に遠足で来たことがあります。しかし遠足自体の記憶はすっかり消え,最寄りの名鉄左京山駅で,「東京急行電鉄から移籍しためずらしい車輌を見た」ということしか覚えていません(苦笑)。なので公園内のこんな竹林の風景もとても新鮮に感じます(笑)。

 それはともかくも,大高緑地では何ヶ所も湧水点があるようで,一部は下の写真のようにビオトープを兼ねた田んぼが作られ,子供たちの学習の場になっているそうです。

 こちらは今回の調査地の一つです。私が調査を続けている八竜湿地や東谷山湿地とは違って,森の中にあって木漏れ日が差し込んでいます。このように直接日が差さないところでは,シラタマホシクサやトウカイコモウセンゴケなどが生育することはありませんが,湿地環境が形成されているという点でとても貴重です。
 ここで得られたサンプルもまた分析を行います。そのデータが湿地保全のお役に立てられればと思っています。
 

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