2013年2月6日水曜日

流量計のひみつ?

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日から降り続いた雨も午後には上がり,夕方前からは少しずつ晴れてきました。実験やデスクワークに区切りをつけて,先日設置した八竜湿地の流量測定装置の様子を見に行ってきました。

 装置は昨日の雨量くらいでは何ともないように作ってあるので,それは問題ないのですが,意外な強敵は「落ち葉」。これが水の出口にたまるとその分だけ水をせき止めてしまい,データがおかしくなってしまうので,こまめな除去が必要です。
幸い今日は落ち葉はつまっていませんでした

 ところで,なぜ流出口が逆三角形に切り欠いてあるのか疑問に思った方はいませんか?
まず普段の流量が少ないときを考えてみましょう。水位は下の方で,三角形の頂点に近いので出口が小さくなっています。これだとちょっとした流量の変化もとらえることができます。しかし,流量が多くなった場合は,細かい変化をとらえる必要もないですし,板に大きな水圧がかかってしまうので,出口を広げて水を早く流した方が装置にとって安全です。このようなノウハウも経験豊富な福山先生だからこそ。一見何でもなさそうなことでも,そこにはちゃんと理由があるのです。
 

 

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