今日の名古屋は一日雨が降り続いていますが,少し前に撮った鳥の紹介をしましょう。
このところこのブログでよく鳥の話が出てきますが,冬は落葉樹が葉を落としているので,木の上にいる鳥を見つけやすく,観察にはとても都合がいい,というのがその理由です。
で,今回は八竜湿地の周辺林で見つけた「ヒガラ」です。金城の里山や八竜湿地では,カラ類の中で最もよく見られるのはシジュウカラですが,ヒガラはそれとよく似ているものの一回り小さく,おなかの中央に黒い縦線がありません。
ところで,ヒガラとよく似ている鳥に「コガラ」という鳥がいます。漢字は「小雀」であって「小柄」ではありません。たしかに小柄ではあるのですが…(笑)。見分けるポイントは,ヒガラは後頭部が白い二本線のように見えること,羽に白い二本線があることです。とは言っても,動きがとてもすばしこくて,今回私も写真判定に頼らざるを得なかったのですが…
そんなヒガラですが,松ぼっくりが好物なのでしょうか。熱心につっついていました。
後頭部の白い模様がまるで二本の線のようにはっきり見て取れますね。このヒガラはこの松ぼっくりがとても気に入っていたようです。器用にぶら下がっています。
上の写真で,黒い羽のところに二本の細い白い斜めの線があるのが見えるでしょうか? これが識別ポイントなんですが,近くでじっとしてもらわないとわかりませんね。
何羽か群れてマツにやってきたヒガラですが,こちらのヒガラは実をうまく取り出せたようです。足でしっかり押さえて食べています。
えさの乏しいこの時期,松ぼっくりはとても大切な栄養源なのですね。
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