前回のブログで,金城の森でキツツキのアオゲラを初めて確認したことを書きました。しかし姿が全く見えなかったため写真が撮れず,カメラを動画撮影モードに切り替えて鳴き声を収録し,その証拠としました(画面はほぼ静止画状態ですが・・・)。
さて,その鳴き声動画を再生しているうちに,澄んだ高い声で鳴く鳥がいることに気がつきました。もちろん動画に姿は映っていませんが,鳴き声を頼りにインターネットで検索し,声の主を探して出た答えが,タイトルにある
キビタキです。
いやはや,便利な世の中になったものです(笑)
日本三鳴鳥の一つ
に数えられることもあるほど,鳴き声が美しい鳥ということで知識として知ってはいましたが,自分で確認したのはこれが初めて。こんな鳥が身近にいるとは・・・と嬉しくなりました (^o^)
このキビタキ,キビ・タキではなく,キ・ビタキですね。黄色のヒタキという意味です。これまで金城の森では,冬から春にかけてジョウビタキ,ルリビタキを見ることができましたが,また一つヒタキと名がつく鳥がリストに加わりました (^o^)
とはいえ,この時は鳴き声だけだったのですが・・・
先日,アメリカザリガニに泣かされている八竜湿地の流量測定装置(アメリカザリガニはその数日後にもまた穴をあけてくれました・・・大泣)のメンテナンスに行った時のこと。
作業を終えて大学に戻る時,また美しい鳥の鳴き声が聞こえてきました。でも先日鳴き声で聞いたキビタキとはちょっと違っていました。カラスやヒヨドリが近くで騒音のようにうるさく鳴いていても,全く気にすることなくその鳥は鳴いています。
はて何だろう,と声の主を探すと・・・
いたーーーっ!
ばっちりキビタキです!
ピントは甘いですが(苦笑)
写真でもわかる通り,このキビタキは虫を口にくわえています。しかしまったく食べようとはせず,この状態でのどを鳴らしてさえずっていました。そしてもう一羽,近くで同じようにさえずっているキビタキがいました。もう一羽の鳴き声のあたりを探すと,大きさはほぼ同じながら地味な色の鳥がいました。
キビタキのメスです(たぶん)
(オオルリのメスのようにも見えますが・・・難しいですね)
この2羽はペアなのでしょうか? もしペアで,すでに巣にヒナがいるとしたら,オスもメスもちょっとのんびりし過ぎですよね(笑)。ということはオスからメスへの求愛なのかな,と思っています。
その後もさえずりは続いたのですが,先ほどのオスはもう虫をくわえていません。メスにプレゼントしたの?自分で食べたの?・・・(笑)
葉が茂ってなかなか鳥が見つけられない中,これは大当たり(!)だと自負しています(笑)。
金城の森が,いつまでもキビタキたちのよい棲みかであってほしいですね。
キビタキとアオゲラの記事、興味深く、うらやましく拝見しました。どちらもまだ自分の目で見たことがありません。金城の森をゆっくり散策したいです。
返信削除コメントありがとうございます。
返信削除キビタキやアオゲラが生息しているということは,金城の森を含めてこの地域の森林が,時間をかけて成熟してきた証拠といえるかもしれませんね。私も,森の観察がさらに楽しみになってきました。