みなさまこんにちは,よしだです。
先週土曜日,八竜湿地のボーリング調査を行ってきた八竜湿地研究会の研究集会が,金城で行われました。
今回はまず,濃尾地盤研究所の内園立男さんによる,「濃尾平野のボーリング・コアの電気伝導度およびpHに基づく堆積環境と地盤特性」というタイトルでのご講演がありました。私は各地の湿地で湧水の水質調査を行っていますが,その水質は地質による影響を受けているはずなので,私の研究に関わる内容のご講演でした。
昼食をはさんで午後からは,ボーリング調査で得られた3本の土壌コアのうち,手を付けていなかった最後の1本の処理を行いました。電動のこぎりで塩ビ管を2つに割ると・・・
長さ約 170 cm のきれいな層状の土壌コアサンプルが出てきました!
この2本のうち片方は,それぞれの層の色,深さ,性状などを記録し,もう片方は私が理化学分析するため,土壌を 1 cm ごとに分けて試料採取を行いました。こちらは学生さんや卒業生までもお手伝いをしてくれて,大変助かりました (^o^)
今回得られたサンプルは,深さが偶数のものだけ(つまり 1 cm おきに)当面分析することにしていますが,170 cm の深さがあるので,それでも結構な数になります。一つのサンプルごとに,少なくとも乾燥・粉砕・抽出・ろ過・分析という流れで実験をしなければなりませんが,サンプルによっては,さらに希釈などの操作も必要になります。しばらくはこの実験だけでかなり忙しくなりそうです。
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