先週の6月3日 (金曜日) のことになりますが,三重県鈴鹿市,四日市市の湿地に行き,サンプリングをしてきました。これは,先月20日の犬山市の八曽 (はっそ) 湿地でのサンプリングと同じ,小野先生,森先生とともに行っている湿地の珪藻分析のためのサンプリングです。
まずは鈴鹿市にある金生水沼沢 (かなしょうずしょうたく) に向かいました。この湿地で保全活動をされている加田さんに,この湿地の現状を説明していただきながら,サンプリングに適した場所を探します。
住宅地や田畑などに囲まれたところに
湿地があります
珪藻分析用のサンプリングは,泥があればどこでもいいわけではありません。さらに水質分析用のサンプリングも同時に行うので,水もないといけません。サンプリングできる場所は意外に限られてしまいます。
森先生と,小野先生のゼミの学生さんが
サンプリングしています
つづいて四日市市まで車を走らせ,御池沼沢 (おいけしょうたく) にやってきました。ここは広々としたほぼ平地の湿地で,東部と西部の2ヶ所に分かれます。
ここでも珪藻用と水質用のサンプルを取るのですが,いい場所=サンプルの取りやすい場所とは限りません(笑)。こんなふうに腕をいっぱいに伸ばしてようやく,なんてこともあります。
落ちそうで落ちません (苦笑)
この時期,湿地の花は少ないですが,それでも金生水・御池両方でノハナショウブの花を見ることができました。初夏らしい感じがしますね。
この日は天気が良く,からっとした風が吹いて,野外調査にはちょうどいい気候でした。あとは実験室の中で,それぞれの分析をしていきます。
最後になりましたが,今回のサンプリングについてご許可いただきました鈴鹿市,四日市市の関係部署の方々,金生水で案内をしてくださった加田様に感謝申し上げます。
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