少し寒い日が続き,その頃山登りをしたら氷が張っていたり,霜柱ができていたりと冬のようだった(これについては別に機会にブログに書きたいと思います)のですが,今日の名古屋は30度を超える真夏日! 風が涼しいので汗だくになるほどではないものの,ポロシャツ1枚で調査に出かけました。
今日行った島田湿地・八竜湿地は,ともに湿地の水の量(流出量)を測定していて,そのデータ回収をしてきました。10分おきに自動で水位を計測してデータが蓄積されていくのですが,2ヶ月ちょっとでデータがいっぱいになってしまうため,時々装置の確認も兼ねてデータ回収をするのです。
やり方は簡単で,パソコンと水位計とを接続し,専用のソフトでダウンロードすればOK! それ自体は5分もあれば終わるのですが,観測をしているのはあくまで水位なので,水位と水量との関係式を作るためのアナログな測定もしなくてはいけません。厚めのビニール袋に10秒間流れ出た水を集めてメスシリンダーなどで量を測り,その時の水位を記録しておきます。これを繰り返すことで,関係式の精度を高めていくのです。
島田湿地でのデータ回収のようすです
島田湿地の中心部では,シラタマホシクサとシロサワギクが白いじゅうたんを作り,その中でサワギキョウの鮮やかな紫色が目立っていました。
一方で八竜湿地は,この3日間晴れたにもかかわらず水量は多めでした。
八竜湿地でのデータ回収のようすです
八竜湿地の中心部では,東海地方の湿地に分布する希少植物のクロミノニシゴリが,その名の通り黒い実をつけていました。
どちらの湿地も紅葉にはまだ至っていませんが,秋らしいようすを見ることができ,心が和む調査となりました。
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