みなさまこんにちは,よしだです。
夏のこの暑い時期ですが,学内の自然林では少ないながらも花を見つけることができます。
今日紹介するのは「クサギ」です。漢字にすると「草木」ではなくて「臭木」。葉をちぎるととても臭いにおいがします。トゲと同じく,動物に食べられないようにするための防御戦略なのでしょう。写真で分かるように,比較的大きな平らな葉が特徴です。そのクサギが花の時期を迎えました。
濃い緑の葉に映えるように,つぼみは淡いピンク色,花は真っ白です。おしべが飾りのように長く伸びていますね。
この花,葉と違ってとっても甘い香りがします。香りはどこかジャスミンに似た感じもあり,これで虫を引きつけ,花粉を媒介してもらうのでしょう。このようにクサギは,葉と花でにおい物質をうまく使い分けているのです。
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