寒い日が続きますね。いま私は里山関係の論文を書いているところなのですが,その論文で必要となる写真を撮りに,時々八竜湿地へ出かけたりしています。
下の写真はおととい撮ったもので,わかりにくいですが,手前左の方の水たまりは凍っています! 寒かったです~。
陽ざしがあるのが救いでした・・・
さて 1月16日のブログで,里山に育つスギの話をしました。 「金城の自然林にはそもそも針葉樹は数えるほどの種しか生育していない」と書きましたが,アカマツやクロマツといった松の木は有名ですね。ところが,もう一種類自生しているものがあります。高木に育っているものがあまりないので目立たないですが,それがタイトルにある「ネズミサシ」です。
地を這うように育っています
「ネズ」という別名もありますが,「ネズミサシ」の方がイメージが湧きやすいでしょう。なにせ「ねずみ刺し」ですからね! その名の通りとげ状の葉は比較的固く,ネズミなら刺さってしまいそうです。人間が触ってもかなり痛いです!
葉は痛いので注意!
一見するとマツの仲間のよう見えますが,分類上はヒノキの仲間です。やせ地でも生育できる特徴があり,かつてこのあたり一帯がはげ山だったころのはたくさん生えていたそうです。今では緑豊かな丘陵ですが,ネズミサシはそうではなかった昔のことを教えてくれるのです。
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