みなさまこんにちは,よしだです。
ブログのアップが,少しだけ「お久しぶり」になってしまいました。現在,今月末が初校・第一校提出締切の2つの論文に追われていて,ブログが「後回し」になっていたのです。それが今日,第一校の論文は提出し,初校の論文も一通り書き上げて最終チェックの段階に。ようやく先が見えてきました (やれやれ)。
さて,前回 (1/22) の記事で少し触れましたが,その一つが里山に関する論文です。これを書いているときにちょっとしたミスをしてしまったので,今回はそのお話をしましょう。
その論文では,里山に生育する植物の紹介をしているのですが,この自然林にも多く生育しているガマズミという植物の説明で,私は下の写真を使っていました。
ところが共著者の小野先生から,「これはガマズミではなくミヤマガマズミではないか?」というご指摘を受けました。あわてて調べてみると,ガマズミもミヤマガマズミも分布はほぼ重なっているのですが,識別点として・・・
【ガマズミ】
葉が波打つ,葉の先端はややとがる,葉の最も太い部分は枝側
【ミヤマガマズミ】
葉は波打たない,葉の先端が鋭くとがる,葉の最も太い部分は先端側
とあり,確かに上の写真だとミヤマガマズミということになります。それで探し出したのが下の写真。赤い実に差はありませんが,左上の葉を見ると,上の写真の葉とは違うことがわかりますね。
金城の里山にはこの他にも近縁種の「コバノガマズミ」というのも生育していて,樹種判定に悩むことがあります。今回の間違いは論文の投稿前に発見されて事なきを得ましたが,まだまだ私は精進が足りませんね~ (苦笑)。
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