2月1日(土曜日),八竜湿地の地質から湿地の成り立ち・変遷を明らかにしようと共同研究を行っている「八竜湿地研究会」の研究集会が行われました。いつもこの集会は金城で行っているのですが,今回は前期の入学試験日であることから,年代測定でお世話になっている名古屋大学での開催となりました。
会場に着きました
名古屋大学年代測定総合研究センターです
年代測定総合研究センターの上は名古屋大学博物館となっていて,1月まで井上靖の小説「氷壁」で有名になった,北アルプス前穂高岳で起きた「ナイロンザイル事件」の特別展をやっていたので,私はこの建物に割と最近来たばかり(笑)。
会場の前には名大のシンボル「豊田講堂」があって,この日はノーベル賞受賞者の野依良治氏の講演会があったようです。
豊田講堂です
右端になにげなく写っているお方は,なんと名大の総長さん!
午前中は小会議室で小野先生のゼミの学生さんの発表でした。卒論の研究テーマとして調べた,八竜湿地で観察された珪藻について,という内容です。なお,その学生さんの八竜湿地でのサンプリングのようすはこちら!
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2013/11/blog-post_4.html
さまざまな専門分野の
先生から質問攻めです!
学食「北部食堂」でお昼を取ったのち,会場を大会議室に変えて午後の部となりました。東海地方の湿地研究をされている名大の富田先生に講演をしていただいたのち,各自のこれまでの地質調査の結果を発表しました。
小野先生が発表しています
生物遺体に含まれる炭素や,放射性元素による年代測定,理化学分析,珪藻分析,花粉分析など,さまざまな結果がここで発表され,富田先生にも加わっていただき総合討論を行いました。まだ中間発表の段階ですが,約 2 m の深さの土壌サンプルがどれくらいの年代のものであって,過去どのような環境であったのか,みなさんの研究成果で手応えがつかめてきました!
八竜湿地研究会は2014年度も研究を続け,湿地についてより深く明らかにしていきます!
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