2014年2月28日金曜日

日暈(ひがさ)と彩雲(さいうん)?

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 昨日一日降り続いた雨が上がって,今日は久しぶりに見通しが効くようになりましたね。
 
 おととい,その前の霞んだ状態,私は単純に春霞だと思っていたのですが,後でPM2.5によるものと聞いてがっかりです。今でこそ中国大陸からPM2.5のような汚染物質が飛んでくることは誰でも知っていますが,私が大学院生だった頃はまだあまり知られておらず,北アルプス乗鞍岳での大気観測で,大陸からの風が来ると硫黄酸化物の濃度が上昇して「へぇ~」と思ったものです。
 
 それはさておき,けさ空を見上げるとうすい雲に光が反射して虹のようになっていました。雨の前兆としてよく知られている太陽のかさ(日暈:ひがさ)のようですが,よく見ると虹のようなものは2つできています。下の写真は大学の第3駐車場で撮ったものですが,中央下部に太陽があり,その上の2つの虹のようなものを少しでもはっきりさせるためコントラストをかなり上げてあります
(空の色がかなり変なのはそのため)
太陽の上に2つの虹のようなものが・・・
って,見えるかしら? 
 
 ちょっとわかりづらいと思うので矢印をつけてみました
確かに2つありますね!
 
 下のものは丸くなっているのでたぶん日暈なのでしょう。では上はというと,丸くなっておらず部分的なので,「彩雲(さいうん)」という雲のふちが虹色になる現象かな?と思っていたのですが...
 
 虹のようなものは,雲のかかり方でどんどん変化していき,消えたり色が濃くなったり,1つだけになったりしました。研究室のあるW10号館に着く頃には上の一つだけになって,しかも左右に大きく延びてきました。となるとこれも日暈なのかしら?
左のW10号館から
虹色の筋が伸びています
今度は矢印は出ません。よく探してみてください(笑)

 わたくしは天文に関しては全く無知なので,日暈が2つ同時に出現することがあるのか,全くわかりません。ただ,少なくとも自分にとっては初めて見る現象です。どなたか詳しい人がいたら教えてください。
 

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