好評いただいているかどうかわからないまま不定期連載しているこのシリーズ(笑),大曽根から矢田川を渡るまでのわずか2分くらいの間に,瀬戸線の車窓から見える著名な山を紹介していますが,第4回目は「中央アルプス」です。
中央アルプスは,長野県南部の木曽川と天竜川の間にそびえる山脈,木曽山脈のことで,金城からは山脈主要部のほぼ全体を見ることができます。しかし,大曽根駅から矢田川までの区間で見える中央アルプスはその一部だけで,しかも見えるのはたったの5秒くらい!(短っ!)
と言っても見える位置がわかりやすいので,覚えてしまえば簡単に見分けがつきます。
大曽根を出た尾張瀬戸方面行きの電車が,勾配を登ってJR中央本線を乗り越していきますが,その時,進行方向のJR中央本線の先の方を見てみましょう。天気がよければ線路の先の低い山の向こうに,白い山なみが見えるはずです。
左から延びる線路のはるか先に
白い山脈が・・・(おぉ!)
この場所から見える部分を拡大してみましょう。と言っても下の写真は,お約束の「東山タワーから見た」ものですが(笑)。瀬戸線から見える範囲の中に,名前が付けられている山が少なくとも5つもあるのですが,一番高いところが木曽駒ヶ岳 (標高 2956 m) で,中央アルプスの最高峰・日本百名山の一つです。
中央アルプスの主要部は,ざっとこの3倍の幅(山なみ)で,上の写真は下の写真の左約3分の1に相当します。
中央アルプスは日本アルプスの中で最も規模が小さく,登山の対象としても,北アルプスや南アルプス,そして首都圏に近い八ヶ岳連峰よりも,正直なところ人気は低めです。しかしながら,晴れた日には東に南アルプスの大山脈と富士山,西に木曽谷の向こうの濃尾平野を眺めることができ,これらを見ながらの尾根歩きは実に楽しいものです。
私は南駒ヶ岳 (標高 2841 m) に登った時,山頂から双眼鏡で名駅のタワーズと豊田ビルが見えて感激したものです!!! 名古屋から山を見るのもよいですが,山から名古屋を見るのも素敵です。
中央アルプスのアーベントロート
(息を飲む美しさです...)
このシリーズ,次回は名峰「御嶽山」「乗鞍岳」の予定です。おたのしみに!
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