きょうは八竜湿地に生育している絶滅危惧種のシデコブシ・マメナシについての打ち合わせで,名古屋工業大学(名工大)の増田先生が金城へお越しになりました。名工大の増田先生と言えば,希少種の保全で大変有名な先生で,実は私も金城に来る前,とある会社に勤めていた時に,「タコノアシ」という植物の保全でお世話になったことがあります。また,山登りがお好きとのお話を以前から耳にしていたのですが,先生の研究室では,イベントとして登山に行くのだそうです!
増田先生とはシデコブシやマメナシの分布についてや,シラタマホシクサの種子散布についてなど,この地方の湿地に生育する希少な植物,「東海丘陵要素植物群」についていろいろとお話を伺うことができました。この中で,例えばシデコブシを含むモクレン科はより原始的な植物群で,構造的に大木に育つようには進化しておらず,高木まで成長する他の植物に競争で負けてしまいやすい,とか,マメナシの成長には地下水位の変動が重要ではないか,といったお話を伺うことができました。
一時間ほどお話をしたのち,せっかくですので金城の自然林を見ていただきました。下の写真は,おとといタヌキのためフンが見つかった場所で,小野先生がきのう設置した自動カメラについて説明をしました。
増田先生とは今後シデコブシやマメナシの花が咲いた頃,一緒に生育地を見学しに行こう,という話になりました。また楽しみが一つ増えました!
さて,増田先生がお帰りになった後,上記の自動カメラが正常に作動しているかどうかの確認を小野先生がされたのですが…
なんとびっくり!
きのうの晩タヌキが来ていました!
しかもキツネまで!
そうなのです,カメラを設置したその日にもうタヌキやキツネが写ってしまうという快挙! おとといのブログで何気なく
また新しい発見があるかもしれませんね!
なんて書いたら,さっそく本当になっちゃいました (^ ^)。
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