風の冷たさを感じる中,今日はハリエンジュ(ニセアカシア)の伐倒作業を行いました。ハリエンジュは外来植物で,はちみつの原料(蜜源植物)や緑化・治山などに有用とされる一方で,生態系への影響が心配されています。金城の森にもたくさん侵入していますが,毎年次々と発芽するので,少しずつ除去をしています。
伐倒したハリエンジュの幹は,これまで特に利用はしていませんでしたが,先日の里山交流会に来られた愛知県の方から,きのこの一種「ひらたけ」の原木栽培に使える,との情報をいただき,さっそく試してみることにしたのです。
きょう参加したのは小野先生・まつやま先生・よしだの3人。ランドルフ記念講堂の脇に行くと,直径10cmくらいの,原木栽培にちょうど良さそうなハリエンジュが3本あり,一人一本ずつ切ることにしました。まつやま先生はチェーンソーを扱うのが初めてなので,まずは小野先生から使い方のレクチャーを受けていました。
小野先生から木の切り方を教わります
(左の木をこれから切ります!)
校章付きのヘルメット(無地のヘルメットにシールを貼っただけですが・・・笑)のあごひもを締めて,いざ本番!
初めてとは思えないほど
さまになってます!
こうして切られた3本のハリエンジュは一か月くらいこのまま乾燥させておきます。一か月後,1 m位の長さに切ってから,ひらたけの菌を接種します。
ハリエンジュの材は黄土色なのです
(そしてちょっと臭い・・・苦笑)
ところで,作業を終えて戻ろうと自然林の中を歩いていたら,こんなものを見つけました!
(きれいなものでなくてごめんなさい・・・汗)
動物のフンです!
これはおそらくタヌキのものではないかと思われます。タヌキはフンを一か所にまとめてする「ためフン」という習性があるのです。それは私も知っていたのですが,本物を見るのは初めて! よくよく見てみると,カキの種がたくさん混じっていて,そろそろ渋の抜けたカキを食べていることが推定できます。
ちょうど小野先生は自動カメラを新しく購入するそうで,さっそく設置位置がここに決まりました。また新しい発見があるかもしれませんね!
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