先週14日の大雪は,今なお孤立集落があるなどその影響の大きさに驚くばかりですが,それほど多く積もったわけではない金城の里山では,何も影響はないようでした。
しかし自然林の中を歩いてみたら,そうではありませんでした。木が一本丸ごと倒れていたのです! それも樹高が10 m 近くあるような大きな木が!
あらまぁ!
幹の直径が15-20 cm くらいもある大きなソヨゴです。ソヨゴと言えば,その前の2月8日の大雪で枝が折れてしまったものはありましたが,根元から倒れたのはこれが初めて。幸い普段人が立ち入らない自然林内で,道や電線などにもひっかからなかったので,人的・物的被害はゼロでした。
近づいて根元を見てみると,びっくりするのが根の浅さ!
たったこれだけ?
そうなのです,10 m 近い高さを支えられるとは到底思えない,とても貧弱な根まわりなのです。これではちょっとした雪の重みで倒れてしまうのも致し方ないでしょうね。ソヨゴは乾燥した荒れ地に適応するため,根を広く浅く広げて水分を得ようとしている,と聞いたことがありますが,一方でこのようなデメリットも生じてしまうようです。
しかし,木が倒れることは悪いことばかりではありません。上空が開けたことによって光が地面に射し,新しい芽生えが生じてくることにもなるのです。
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