2014年3月13日木曜日

名古屋から見える山 - 【5】 御嶽山(おんたけさん)

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先日,この「名古屋から見える山」シリーズを楽しみにしているとのうれしいメールをいただいたのですが,第5回目となる今回はいよいよ真打ち「御嶽山」の登場です。
 
 御嶽山(御岳山,あるいは御岳とも)は,名古屋から見える山としては最もボリュームがあり,ずっしりとした姿をしているため,よく知られた存在でしょう。しかしいつもの名鉄瀬戸線の大曽根駅-矢田川橋間で見ようとすると,かなり難易度が高くなってしまいます
 
 今回はこの区間のどこから御嶽山が見えるのか説明していきましょう
 大曽根駅を出た尾張瀬戸方面行きの電車がJR中央本線を乗り越すと,右方向へ向きを変え,勾配を下っていきます。このとき進行方向左手には道路が並行して走り,キッチン・バスメーカーのショールームが見えてきます。これが第一の目印です
 
 このショールームは信号の角にあります。交差点の名前は「白山神社北」
 
この交差点を左に入る道の先を見てください。実際に電車から撮った写真がこちら!
ピンボケじゃん・・・。
 
 ピンボケじゃなくてもよくわかりませんね。あまりに一瞬過ぎてうまく撮れないのです。
 この区間の瀬戸線の制限速度は60km/h,上の写真の両脇の建物の間が10mだと仮定して単純に計算すると,見える時間はたったの0.6秒間(!)。実際はもっと短い時間のように感じます。

 難易度が高い理由がわかりましたね(苦笑)

 これだけだと「本当に見えてるの?」と思われそうなので,歩いて現地に行ってきました。上の写真の左下の歩道から撮った写真がこちら。電柱があってすっきりとは撮れませんが,確かに御嶽山です
 
 上の写真に写っている土の斜面は矢田川の堤防で,そのすぐ横をJR中央本線が走っています。ではもう少し歩いて,堤防まで行って写真を撮ってみましょう
趣味に走り過ぎ!
(すみません・・・)
 
 このように御嶽山をバックに列車の写真が撮れたりするんですが,名古屋から木曽谷を抜けて松本・長野に向かう特急「しなの」号から御嶽山が見えるのは3-4箇所しかなく,ここは一番遠い区間になります。
 
 さて,御嶽山と言えば,古くから信仰の山として開けたことで知られています。次回はそれにまつわるお話をしましょう。
 

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