今回は穏やかならぬタイトルですが,まずは下の写真をご覧ください。表示板にある通りアラカシの幹を写したもの。中央部から下部にかけて幹が白くなっているのがわかりますね。
白い部分に注目!
一見するとアラカシの幹の模様のように見えます。でもこれが今日のタイトル,大発生した害虫なのです。白い部分を拡大してみましょう。
虫です!
苦手な方,ごめんなさい!
小野先生から詳しい方に聞いていただいたところ,「オオワラジカイガラムシ」なのだそうです。今はまだ 2-3 mm しかありませんが,これからどんどん成長して 1 cm くらいの大きさになるのだとか! カイガラムシと言えば,大きくなると幹に固着するのが定番ですが,このオオワラジカイガラムシは大きくなっても動き続けるそうです。
オオワラジカイガラムシは樹液を吸って成長するのですが,吸い過ぎた樹液は蜜として体外に排出します。舐めてみたら確かに甘いです。そして大発生した幹の下では,蜜でコテコテになったヒイラギが・・・
なんて迷惑な・・・
これから温度が上がっていくと,この蜜にカビが生えてくるとのこと。とても困った状態ですが,ここまで大発生するとなす術がありません。いったいどうして今年はこんなに大発生したのか(しかも冬から!)もわかりません。里山を保全するうえで頭の痛い問題です。
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