2014年7月23日水曜日

トヨタの森にて

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう (22日) のことになりますが,豊田市の「トヨタの森」で水質調査のためのサンプリングを行いました。晴れ男 (のはず) の私、これまでトヨタの森に行くと、なぜかいつも雨が降ってしまい、疑いの目を向けられるようになった (←おおげさ) のですが、今回はちょうど梅雨明けとなり,
 
晴れて汚名返上
 
となりましたとさ、めでたし、めでたし
 
 冗談はさておき、今回のサンプリングでは、8か所設定している採水地点の一つは枯れていたものの、残り7か所は現場測定項目では湧水の湿地として良好な水が出ていました
「採水セット」の隣に水が流れています
  
 この場所で採水しているとき、小さな小さな、指の先ほどのカエルを見つけました。「シュレーゲルアオガエル」です。変わった名前ですね。シュレーゲルは人の名前。なんだか外来種のように感じられるかもしれませんが、れっきとした日本在来種です。おそらく、よく似たモリアオガエルなどと別種とは認識されていなかったのでしょう。
ちょこんっ
 
 このシュレーゲルアオガエル、トヨタの森にはたくさん棲んでいるようで、何匹か撮ることができました。中には、こんな写真も!
お行儀がいいです(笑)
 
 今回の調査では、このように小さくて愛らしい生き物だけでなく、大きな生き物にも出会いました。ある調査地点から次の地点へ、森の中を歩いて移動中のことでした。突然足元あたりで
 
ガサガサガサっ!!!
 
と大きな音がした次の瞬間、カモのような大きなお尻のちょっと重そうな (失礼!) 鳥が飛び立ったのです! もうびっくり!
 
 でも、ちょっと離れた森の中の枝にとまったので、慌ててカメラを取り出し、その鳥を撮影しました。その写真がこれ。手前の葉っぱにピントが合っているみごとなピンボケ!
「・・・」
 
  でも次の写真を撮ろうとしたときには、もうどこかに消えてしまいました。つまりこの一枚しか写真がありません
 
 鳥の図鑑で見覚えのある姿かたちですが、実物を見るのは初めて。名前がわからず、調査の後のお昼ごはんのときにトヨタの森のスタッフのみなさんに聞いてみると
 
「ミゾゴイ」
 
とのこと。ミゾゴイは日本だけでなく国際的にも絶滅危惧種に指定され、トヨタの森にやってくる鳥の中では一番珍しいものだそうです。これまでに目撃や鳴き声の確認はされていて、いることはわかっていたそうですが、写真が撮られたのはこれが初めてとのお話でした。
 
もっと上手に撮っておくんだった・・・
 (ToT)
 
写真は極めて「残念」ですが、こんな鳥に出会えたとは、やはり嬉しいですね (^_^)
 
 金城からトヨタの森まで、車で1時間かからずに行くことができますが、それでも金城では見られない生きものがたくさんいて、毎回のサンプリングがとても楽しいです
 
 トヨタの森のスタッフのみなさま、今回も本当にありがとうございました!
 

0 件のコメント:

コメントを投稿