穏やかな秋の一日となった今日,一般の方を対象とした里山学習講座のひとつ,「炭焼きを体験しよう」を開催しました。
今回参加してくださったのは5名。とても熱心な方たちが来てくださいました。
炭焼き窯をあけて,さっそく竹を詰めていきます。
そして火入れ。
前回の炭焼きで発生した消し炭の上にスギの枯れ葉を敷き,さらにその上に薪を載せて火をつけます。油を多く含むスギの枯れ葉が「着火剤」となって,うちわでゆっくりあおいでいくと薪がぱちぱちと音を立てて燃え始めます。
煙が充満する「魔の一時間(?)」の始まりです(>_<)。でもなぜか今日は,思ったほど煙たくはありませんでした。
「いつもはこんなんじゃないんですけどね」
薪が安定して燃えるようになったら,竹割りや薪割りを体験していただきます。
竹は斧がうまく入りさえすれば,少し力を加えていくだけで「パキッ」と割れます。
しかし薪は,虫などが入ってかすかすのものと,折れたばかりで中がしっかりしているものがあり,また,木の種類によって堅かったりやわらかかったりするので,手加減が難しいですね。
もちろん,いろいろな作業だけでなく,お楽しみも(笑)。
一つ目はどんぐりの一種,シイの実の試食です。
生でも食べられますが,軽く炒ってみました(なぜかスコップで,ですが)。加熱して実が割れたものを食べてみると,生よりも甘みが増してなかなかいけます!
下の写真,皿回しではありません(笑)。
この日採れた原木しいたけはたったの二つ。一つは普通サイズだったのですが,皿回しのように見える手前のしいたけは「顔サイズ!」。窯の炎であぶり,みんなで分けて食べました。
味は・・・小さい方がうまみが凝縮しておいしかったです。
でも,しいたけが苦手な学生さんにとっては,「しいたけっぽさが少なくていい」と「顔サイズ」に軍配が上がりました。
そして炭焼きといったらこれっ!
定番の焼いもです (^_^)
焼いもはなぜこんなに
人を幸せにするのでしょう!
16時頃,窯の温度が600度を超えるようになったので,窯口を閉じて炭焼き体験を終了しました。
今回は受付の不手際でご迷惑をおかけすることもあって,反省すべきことがいくつもあったのですが,無事にみなさまに楽しんでいただき,ほっとしました。片づけをして部屋に戻ると,ちょうど日が沈むところでした。
講座に参加していただき,
本当にありがとうございました
(スタッフのみなさま,おつかれさまでした)
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