きょう (31日,金曜日),名古屋大学エコトピア科学研究所の林先生をはじめとする先生・学生さん3名が金城に調査に来られました。
林先生は,名古屋市内にある緑地について,それぞれどのような植生なのか,どれくらいの種類の樹木が生育しているのか,土壌の厚さはどうか,巨木が存在するか,などたくさんの項目を調査し,データベース化をされています。その調査の一環として,今回金城の森へお越しになりました。
小野先生と私が学内をご案内したのですが,意外にも蚊がたくさん飛んでいて困りました。きのう・おとといとけっこう寒かったのに対し,きょうは割と暖かったことから,蚊も「ラストチャンス」とばかりに飛び回っていたのかもしれません。
まずは森の全体像を把握するために,西側の森のをぐるっと一周歩きながら,巨木があればその直径や木の高さ(樹高)を計測されていました。
森に分け入って・・・
巨木の直径を測定します
金城の森で高い木はおおよそ15 m かな,と私はこれまで,特に根拠もなく思っていたのですが,今回の調査でだいたい合っていることがわかりました。でも場所によっては,20 m を超えるかなり大きな木もありました。
小野先生と私がご案内したのは途中までで,林先生の調査チームは,学内の森の代表的と思われる場所2ヶ所で一定の範囲を決めて,どんな木が生えているのかなどの詳細な調査を続けられました。
林先生は名古屋市内にある200ヶ所以上の緑地すべてで,このような調査をされるとのこと。大変なことだと思いますが,このような地道な調査の積み重ねが,将来にわたって森の保全,生物多様性の保全につながっていくのでしょう。
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