寒い日が続きますね。金城の森では落葉樹は冬枯れて幹や枝だけになり,常緑樹は葉をつけながらじっと寒さに耐え,それ以外一見何もないように見えるのですが,よく見ると実をつけているものがあります。
きょう紹介するのはネズミモチです。在来種のネズミモチと,外来種のトウネズミモチともに金城の森には普通に見られる樹木です。
そのネズミモチがいま実をつけているのですが,どんな実かというと・・・
じっ,地味!(笑)
知らなかったら絶対に素通りしそうな,黒くて小指の先くらいの小さな目立たない実です。もちろんいつかは鳥に食べられるのですが・・・
でも「ネズミモチ」の名前の「ネズミ」は,この実からきているのです。黒くて小さいのにネズミ?と多くの人が思うことでしょう。たしかにこの実からは,あのしっぽの長い四つ足動物を想像することはできませんね。じつはこの色,この形が「ネズミのフンのようだ」というのが名の由来。
お食事中の方,ごめんなさ~い! (>_<)
実験動物としてネズミを扱っているならともかく,いまどき家にネズミが住みついたりすることも少なくなって,ネズミのフンと言われても,ほとんどの人はピンとこないと思いますが・・・
なおもう一方の「モチ」は,葉がモチノキに似ていることから。借り物ばかりの名前(笑)ですが,名前の由来を知っていると,実際の木を見た時に「なるほど!」と思うのです。
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