24日(土曜日),地元ボランティア団体や名古屋市などの八竜湿地の関係者で行う「八竜緑地ワークショップ」の第3回が行われ,今回は実際に緑地内で作業を行いました。それがタイトルにある
「そだ柵づくり」
なんですが,そう言われても「なにそれ?」ですよね・・・。
大雨になった時,渓流の流量が急激に増して,土砂が一気に流れるようなことが起きます。それを抑制する大規模なものが「砂防ダム」ですが,砂防ダムと同じ機能を持つ規模の小さなものを,森にある物でつくったのが「そだ柵」です。
まずは「名古屋市みどりの協会」の方から,作り方の説明や安全教育が行われました。
ご安全に!
下の写真の中央部分は谷地形になっていて,右から左へ緩い斜面になっています。普段は全く水がありませんが,大雨が降ると土砂混じりの水が流れるので,それを抑制します。木の幹で作った杭を打ち,緑色の網を張りました。
ここに木の幹を束ねたものを積むのですが,その木を森に入って調達します。木を切れば森を明るくすることもでき,一石二鳥ですね!
最初の一束を置いた状態です。背後では何人もの人が木を切って束を作っています。
さすがの人海戦術,次々と幹の束が谷に運ばれてきます。それを組み上げていってあっという間に完成しました。
ちょうど体が温まってきて,作業が楽しくなってきたところなんですけどね~(苦笑)。できあがったそだ柵を見て,みんな満足です(笑)。
おつかれさまでした~
私にとって「そだ柵作り」は初めての経験でしたが,森の木をうまく利用するこの方法は,重機などの専門的な機材も必要とせず,人の手だけで作ることができて,なおかつ森の保全にもつながり,とてもいい方法だと思いました。豪雨はできれば起こらない方がいいのですが,そのようなときにそだ柵が活躍してくれることを期待しています。
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