暖かな陽気となった3月28日(土曜日),KSCの有志で養老山(ようろうさん)に登ってきました。養老山は岐阜県西部,養老山地の主峰というべき山で,名古屋からもよく見え,そのふもとの「養老の滝」が有名ですね(居酒屋チェーンも有名ですが)。実は2年以上前,KSCで養老山へハイキングを計画していたのですが,雨が降って流れたので,今回はそのリベンジ?です(でもその時は「おつかれさま会」だけ実施してたりして・・・笑)。
養老鉄道養老駅に集合した私たちは,車で来られた朴先生のご厚意に甘えて,養老の滝直近の駐車場まで車で移動し,ここから歩きはじめました。今回はKSCの学生メンバー,すなわち正真正銘の「山ガール」5名と,KSC教職員メンバーの「山おじさん」(苦笑)3名の計8名で養老山山頂を目指します。
駐車場から少し林道を歩き,川を渡るとつづら折りの急な坂道となります。下の写真でわれわれKSC登山部は,ちょっとしたアクシデント?があって一休みしていますが,「山ガールの若さ」と「山おじさんの経験値の高さ(?)」が相まって,他のグループよりもいいペースで急な坂を登ってきました。
なので・・・
全然余裕です(笑)
かといって周りに目もくれず登っていたわけではありません。いろいろな楽しい発見が私たちを楽しませてくれました。登りの途中で見つけたのはこれ。松ぼっくりをリスが食べた跡で,通称「エビフライ」です。いくつもかたまって落ちていたので,リスのお好みの松の木があるのでしょう。
最後の一登りを登りきると・・・
最初のピーク,三方山(みかたやま,さんぽうざん)に到着しました。開けたところにあるこの山頂からは,眼下に濃尾平野が広がり,すこし霞んでいるものの,遠くに雪山を望むことができました。まさに絶景! たとえば・・・
御嶽山
右側に噴煙がはっきり見えます
白山(加賀白山)
名古屋からと違って大きく裾野を広げています
能郷白山(左奥)
他にも中央アルプスや恵那山,乗鞍岳や穂高連峰なども望めて,この時期にしては最高の眺めだったのでは?と思っています。頂上で景色を堪能し,記念写真を撮って次のピーク,小倉山(おぐらやま)を目指します。この先,ところどころに残雪があってびっくり。かなり前に積もったものが根雪となっているようです。
三方山から20分ちょっとで小倉山に着きました。
私が連れてきた「ゾン太くん」も
満足しているようです(笑)
相棒の「セフ美ちゃん」は残念ながらいません
ここはベンチがあったりするので,お昼にすることにしました。今回きむらさんがどうしてもやりたかったのがこれ。ひょうたんからカップに何か注がれていますが,養老の滝といえば「孝行息子」の伝説。それにあやかって日本酒をいただいています(笑)。
というわけで,お昼をいただく前に日本酒(飲めない人はミネラルウォーター)で乾杯!
山登りというより,
もはやお花見的展開ですが(苦笑)
頂上は少し風があるものの,太陽の光が温かく,景色もよくてとても気持ちのいいお昼となりました。近くに雪の残る鈴鹿山系の山々,遠くに琵琶湖の向こうの比良山系も望むことができました。
「女子のランチタイム」
私はマンゴープリンを持参したのですが,常温になってしまうのは仕方がないか・・・と思っていたら,さいほさんからナイスな提案が。「先生,あの雪の中に入れておけばいいんじゃない?」 「おぉ!」
ちゃんと冷えて,
おいしく食べれました(笑)
予定よりもランチタイムが長くなってしまいましたが,それくらい気持ちのいいひと時でした。ちゃんとデザートも食べて,いよいよ最終目的地の養老山を目指します。
歩くこと20分ほどで養老山の山頂を踏むことができました。ここは見晴らしが効かないので,記念写真だけ撮っておしまい。養老山の山頂には,別ルートから林道が通じていて,マウンテンバイクで登ってきた男性4人グループと一緒になりました。登りは大変そうですが,下りは楽しそうですね!
「金城タオル」は
こういう使い方もできます(笑)
帰りは,往路をそのまま戻ります。小倉山まで戻ってさっそくのんびり。
さっきも見ていますが,いい眺めは何度見ても飽きませんね。眼下に小さく新幹線(700系だったので「こだま」かな?)が走っていくのも見えました。ちなみにここは,試してみたら実にきれいに「こだま」しました。みなさんもぜひお試しください。
「やっほ~~っ」
登山道のまわりで一番多かった花はアセビでした。というより,アセビが異常なくらい多いのです。なんか変な植生だなぁ,と思っていたのですが,おそらくここはシカが多いのでしょう。幼木が食べられて森がスカスカになっているのですが,毒のあるアセビは食べられないので,選択的に残っているのだと思います。
あるとき,やまもとさんが「あっ,タカのような鳥が飛んでる!」というので見上げると,確かに猛禽類が悠々と飛んでいるではありませんか! さすがKSCメンバー,観察力がありますね! ややずんぐりした体形なのでノスリでしょうか。
三方山までもどってきました。まだまだきれいな青空が続きます。
山ガールズ,
山を満喫!
ここから急な坂を30分以上かけてゆっくり慎重に下り,川まで戻ってきました。あとは林道を少し歩くだけなので,ここまで来ればもう安心。川の水の冷たさが気持ちいいです。
ほぼ下り終えて記念写真を一枚。だれもぐったり疲れていませんよ!
太陽が傾いて街並みにコントラストを与えていました。今までぼんやりとしか見えていなかった名駅の高層ビル群がくっきり見えるようになりました。
最後にお約束の「養老の滝」へ。立派な滝ですよね。ここで記念写真を撮ったり,撮ってもらったり。
養老駅まで移動して,ここで解散となりました。朴先生は車でお帰りになり,直帰する3名が大垣経由で,おつかれさま会に行く4名が桑名経由で,それぞれ養老駅を出発しました。
おつかれさまでした!
今回の養老山,天気が良かったのはもちろん,気温が程よく上がって暑くも寒くもなく,また景色もすばらしく,その割に人が多すぎもせず,「最高の」と言っていいくらいの条件で登れたのは本当にありがたいことだと感じました。さらなる高みを目指すもよし,別の方法で自然をたしなむもよし,またKSCでどこかに行きたいですね。
ちなみに下山後私は「おつかれさま会」組に。余談ながらお店で撮った写真をこの記事の最後にしようと思います。
ここは私がよく利用する名駅西口の中華料理店なのですが,この店は常連になると,店長さん(右)からダジャレが書かれた紙が来たり,店長さんがモノマネしてくれたりで,ちょっとおもしろいお店です。今回も学生さんもけっこうウケていました(笑)。
*最後になりましたが,この記事の中で,4, 10, 21枚目の写真はさいほさんのカメラで撮ったものです。ご提供ありがとうございました!
0 件のコメント:
コメントを投稿