2020年10月10日土曜日

中央アルプスに山登り(その1)

  みなさまこんにちは,よしだです。

 9月末の話になりますが,私は一人で中央アルプスに1泊2日で山登りに行ってきました。北アルプスや南アルプスに比べると,中央アルプスは規模が小さく,標高3,000 mを越える山もありませんが,それでもいろいろな自然に出会えますし,名古屋からアクセスしやすいのも便利です。

 今回は情報量が多めなので,2回に分けて投稿します。この投稿は1日目の様子です。

 今回の山登りは周回コースと言って,登山口の伊奈川ダムから歩き始め,林道を北上し,北端の登山口から東進し,空木岳(うつぎだけ)・仙涯嶺(せんがいれい)・越百山(こすもやま)と南に向かって縦走して,尾根を西進して伊奈川ダムに戻る,という時計回りのルートになります。1日目は空木岳直下の木曽殿山荘まで歩きました。

木曽川の支流,伊奈川の上流にある伊奈川ダムです。
土砂が大量に流れ込んでいて,かなり浅くなっています。

ダムの横では,流れ込む沢に砂防堰堤を作る工事中でした。
中央アルプスも急峻な山並みなので,
土石流などが頻繁に起こっているようです。

林道歩きは2時間ほどかかる長い道のりでしたが,
川原を見下ろすとサルがいたりして,
自然を楽しみながら歩いていきます。

登山道はしばらくこんな感じで,大きく成長したササをかき分けながら
歩きます。慣れてないと戸惑うかもしれませんね。

大きな沢に出ました。もともとここにはつり橋がかかっていたそうですが,
土石流で流されてしまい,歩いて渡るしかありません。

山小屋がもうすぐのところまで登ってきました。かなり標高の高い
ところですが,細い沢があって水を補給します。木曽義仲が
中央アルプスを越えていった話から,「義仲の力水」と呼ばれています。

山小屋に到着しました。明日登る空木岳を見上げます。紅葉が始まって
いますね。この頃だんだん雲が多くなり,天気が怪しくなってきました。

14時過ぎ,バラバラという音にびっくりして小屋の外を見ると,なんと
霰(あられ)が降ってきました! このあとどんどん気温が下がって,
真冬のような寒さに・・・

山小屋の夜は早く,夕食は17時,消灯は20時です。日没の頃には天気も
安定し,きれいな夕焼け空を見ることができました。そしてその下には,
名古屋をはじめとする濃尾平野の夜景がくっきりと見えました。

その2に続きます。

 

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