雨上がりの昨日の日曜日,名古屋のちょうど東にある猿投山(さなげやま)にいってきました。標高は 629 m と高くはありませんが,濃尾平野のすぐ端にあるため,名古屋からは標高以上に高く見えます。私のいる研究室からもよく見える山です。
私にとって初めて行く山であり,今回もまた一人(単独)でしたが,名古屋に近いということもあってか人も多く,道の整備も行き届いており,不安なく山歩きを楽しめました。しかも今はちょうど紅葉のシーズン! 猿投山で一番目立ったのはシロモジの黄葉でした。
黄葉のトンネルです!
常緑の樹木でも,金城では見られない種もあって楽しいです。幹だけですが,下の写真の左右に見える,やや荒れた感じの樹皮の木はアカガシです。大学に自生するアラカシや,植栽されているシラカシと同じ,カシ(樫の木)の仲間です。
こちらはツガです。これとよく似た葉をもつのがモミで,モミやツガは山地に多く自生している樹木ですが,標高が 600 m もあれば名古屋のすぐ横でもツガが生育できる環境になるのですね。かなりの大木も見ることができました。
あいにくアルプスの方面は雲がかかってその姿が見えませんでしたが,濃尾平野は山頂付近から一望することができました。下の写真は知多市の臨海工業地帯(左が製油所,右端は造船所)で,名古屋港を行く船がはっきり見えます。
で,お約束写真がこちら(笑)。金城もご覧の通り,左端のランドルフ記念講堂・私のいるW10 号館から右端のE7号館に至るまで,手に取るように見えます。望遠レンズでの撮影ですが,一つ一つの建物が区別できますね。
写真はありませんが,東部丘陵の緑地が瀬戸から金城までつながっていることも見て取れました。
秋の一日,植物を見たり景色を楽しんだりと,とても充実した山歩きでした。
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