11月も今日で最後となりました。紅葉も真っ盛りで,大学に隣接する八竜湿地周辺の森もご覧の通り。一口に紅葉といってもさまざまな色彩で彩られています。
天気がよければこの奥に中央アルプスが見え,
雪の山+紅葉の里となります
一つ目はアオハダです。木の幹が少し緑がかって見えるのでこのような名前がつきました。 この写真の左右の太い幹がアオハダの幹(あまり緑色に見えませんが…),真中が紅葉(黄葉)したアオハダの葉です。葉がうすく光を通しやすいので,とても鮮やかな黄色に見えますね。
もう一つ黄色に色づくのがタカノツメです。タカノツメ,というと普通はあの赤い唐辛子を指しますが,唐辛子とは全く無関係ながら,同じ名前を持つ木があるのです。一般的にこちらのタカノツメは,「冬芽が鷹の爪を思わせるから」と言われています。一つの点から三枚の小さな葉をつけるのが特徴で,それを覚えておけば簡単に識別できます。
タカノツメの黄色も鮮やかで,里山ではごくありふれた樹種であることもあって,オレンジ色の多い里山の紅葉の中で色を添えています。
明日,金城ではプロカメラマンの指導による里山撮影会*が開催されます。美しい里山の紅葉を見ながら,そこにある生物の豊かさを知っていただければと思います。
* 里山撮影会はおかげさまで申込者数が定員に達しました。ありがとうございました。
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