みなさまこんにちは,よしだです。
きょうの名古屋も澄みきった青空で,真っ白な御岳や乗鞍岳を望むことができました。
さて,今日はカキについて。金城の中にも何本かカキの木が自生していて,少し前から実をつけています。おそらくその多くは,庭木として植えられていたカキの実を鳥などが食べて,その種子が森にやってきて芽生えたものなのでしょう。もちろん,人の手で植えられたであろう木もあります。
学内で採れたカキの実です!
ところでこのカキ,放っておくと2年に1回しか実をつけないのをご存知ですか? 隔年結果といって,豊作と不作を繰り返すのです。これは,実や種子をえさ資源とする動物の個体数を低く抑えるための戦略と考えられています。つまり動物は不作時の量に合わせた個体数しか維持できないため,豊作時は食べきれなくなって種子が残る,というわけです。
隔年結果はカキだけでなくリンゴなどでも見られます。果樹園では春になると花を摘んで,毎年一定数の果実が稔るように調整をしているのです。
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