寒くなりました。今朝の名古屋の最低気温は1.9度,平年より4日早く初氷を観測したそうです。大学から北の方を見ると,一度は雪の消えた能郷白山(岐阜・福井県境)が,また少し雪をかぶって姿を現していました。
優美な姿が印象的な能郷白山です
この寒さの中,今日は大学構内の湧水地での月例サンプリングをしてきました。
この2枚の写真とも「森の中の水たまり」にしか見えませんが,いずれも湧き水でできた小さな湿地です。八竜湿地のようなシラタマホシクサなど希少植物は生えていませんが,たったこれだけの環境の違いでも,土壌水分の多い場所を好むヤシャブシという木が生えていたりして,それなりの生態系ができているのです。
金城の中にはこのように湧き水がしみ出している場所がいくつもあり,分析用のサンプルが得られるほど水がたまっている場所だけでも6ヶ所を確認しています。それぞれの水を毎月分析して,どのような水質の特性があるのか,あるいは何らかの異常が発生していないか,モニタリングしているのです。
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