2012年11月9日金曜日

ウルシの仲間の紅葉

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今週初めにはあまり目立たなかった木々の紅葉も,週末になって少しはっきりするようになりました。特に金城の里山の主力といってよいアベマキが,その葉を黄色く変化させるようになりました。今はサクラの紅葉が見頃となり,移ろいゆく森の木々を研究室の窓から見渡せる幸せを感じています。
 さて,前々回のブログでウルシ科植物であるヤマハゼ,ヌルデの紅葉について書きましたが,もう一つウルシ科でよく見ることができる植物があります。
 「ヤマウルシ」です。これはどこで撮ったかというと,本部棟とW9, W10号館方面との間にある「シャロンの橋」の脇です。この橋を渡る時,すぐ横にあるので気づいた方も多いでしょう。これも触るとかぶれることもあるのですが,漆塗りの原料を取るのはこの木ではなく,中国原産の「ウルシ」という別の植物です。

 一方,大学西端の第3駐車場上の斜面には,前々回に紹介したヌルデが群生していました。
 ヌルデの見分け方をその時書いたのですが,文章だけでは分かりづらかったですね。下の写真をご覧ください。赤い丸で示したように,軸の部分にひれ状の葉のようなものがあります。これが「翼(よく)」です。これで簡単にヌルデと同定することができます。
 翼もちゃんと紅葉していますね。
 

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