猛暑から一転して涼しささえ感じた今日,「トヨタの森」のスタッフのみなさまが金城の里山の見学に来られました。トヨタの森とは,トヨタ自動車が所有する豊田市内の森林を里山として整備したもので,体験プログラムなどの環境学習の拠点としているのだそうです。
「トヨタの森」についてはこちら!
http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/environment/forest_of_toyota/index.html
本日お越しになったのは,自然のことを人に紹介し伝える,自然の仲介者「インタープリター」の伊吹さん,原田さん,杉山さんの3名です。「何も言わなくても『自然か好き』というのが伝わってくる素敵な人たち」というのが第一印象でした。
最初にごあいさつと金城の里山の説明をし,午前中は八竜湿地を見学していただきました。豊田市内には,昨年ラムサール条約に登録された湿地があるのですが,八竜湿地はそれらと同じタイプである湧水湿地で,同じような希少種が生育しています。それもあってか,みなさん動植物のことをよく御存じで,むしろ教えていただくことの方が多かったり・・・(苦笑)
ちょうど花の少ない今の時期,目に留まったのがこちらの「ミズギボウシ」でした。これも名前を教えていただいたものの一つですが,八竜湿地で咲いているのをこれまで見たことがありませんでした。
お昼の後は学内の自然林の見学となりました。遊歩道にはドット柄(!)のマツの幹が。これは弱ったマツに侵入して枯らし,分解していく「ヒトクチタケ」なのだそうです。
なぜ「ヒトクチタケ」という名前なのかというと,下から見ると口が一つ開いているから。なるほど,面白いですね!
W8号館付近では,トヨタの森のみなさんが斜面とにらめっこしていました。
斜面に穴を掘って入口に扉を作り,獲物が来たら扉を開いて捕まえるクモ「カネコトタテグモ」を探しているのです。クモなのに糸を張って巣を作らないなんて! 残念ながら穴は見つかりませんでしたが,トヨタの森 森からのお手紙ブログの中にその写真 ↓ があるのでご覧ください。
http://gazoo.com/my/sites/0001452279/forest_of_toyota/Lists/Posts/Post.aspx?ID=73
自然林とともに炭焼き小屋もご覧いただきました。
トヨタの森にも炭焼き窯があり,しかも人が入れるくらい大きい(!)そうです
今回見学に来られた皆さんはほんとうに熱心に見学され,私にとって良い勉強になりました。ありがとうございました。
金城の里山をよりよくするために,この地域の自然をよりよくするために,今度は私たちがトヨタの森を見学させていただきたいと思っています。
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