このところ、週末の雨を機にすこし暑さが和らいできました。今回はその雨の日曜日に行った,八竜湿地の流量調査の装置の補修についてお話ししましょう。
この日は共同研究をしている信州大の福山先生が金城に来られ,資材一式を持って一緒に湿地へと向かいました。雨の中歩くことは,山登りをしていれば一定の確率で起こるので,それほど苦ではないのですが,やはり正直萎えますね(苦笑)。
一番苦労するのは,パソコンを濡らさないようにすること。水位計は自動計測ですが,水位を何分おきに測るのかといった測定の指示や,データの回収は全部パソコンをつないで行います。人間はどれだけ濡れてもパソコンを決して濡らしてはならない,という強い覚悟(?)が作業には必要です。下の写真は,福山先生が雨の中,流量を実測している様子ですが,写真には写っていないものの,私は傘で必死にパソコンを守っています!
パソコンに傘をさしているので,私の背中はずぶぬれです(泣)
そしてもう一つ,今回福山先生が用意してくださったのが下の写真のコンクリート板。ザリガニ対策で,穴をあけられないようにしようというものです。
「臭いものにはフタ」,ならぬ,
「ザリガニにはフタ」でございます(笑)
このように,実験にはデータの数字には表れない苦労があるというものです。このあと水位計で得られたデータを確認してみると,八竜湿地の雨と湧き水の関係が大まかにつかめてきました。現在,福山先生に詳細な解析をしていただいており,その結果が楽しみです。
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