みなさまこんにちは,よしだです。
けさ出勤してW9, W10号館の間のエントランスまで来たところ,小さなかたまりが落ちていることに気がつきました。近づいてみるとそれは鳥でした。尾が長いのが特徴のエナガです。
しかしすでに全く動きません。床に血のような跡もついていました。建物のガラスか何かに衝突して墜落し,死んでしまったのでしょう。
実にかわいそうですが,そのまま置いていくのもどうかと思い,里山の中まで連れて行きました。大きさがわかるようにシャープペンシルと一緒に撮っていますが,頭の先から尾の先までの大きさは約13cm。どれほど小さな鳥かお分かりかと思います。
生物学的にいえば,捕食や病気によるものではなく,このような事故による死も,ある確率でどうしても起きてしまうことです。それはある意味で生きることのきびしさであり,また,仕方がないことなのかもしれません。
しかし,一つのいきもの,特にそれなりの大きさのいきものの死に向き合った時,それらとは違う感情が生まれることがあるのもまた事実。そして裏を返せば,自分が生きていることへのありがたさに気がつきます。
動かなくなった小さな鳥を見て,ふとそんな思いをしました。
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