午前中まで一時的に強く降っていた雨もあがり,すっきりとした青空が広がってきました。窓の外に広がる金城の森では,ツバメが群れを成して気持ちよさそうに飛んでいます。
さて金城の森で最近咲き始めた花があります。森のあちこちで生育しているソヨゴです。数メートルの大きさに育つ木ですが,なのに花はとても小さく,直径1 cm もありません。
ソヨゴは雌雄異株,つまりメスの木とオスの木があります。メスの木の花(雌花)には雄しべのようなものもありますが,もちろん花粉はなく,もはやただの飾りにしかすぎません。一方,オスの木の花(雄花)は雌花に比べてたくさんあり,その一個一個に雄しべがついています。
雌花です
雄花です
ちょっと控えめ過ぎる花ですが,ミツバチが蜂蜜を集めるにはよい植物であり,「蜜源植物」の一つに数えられています。花があまり目立たない代わりに,おいしい蜜で虫を集めているのかもしれませんね。
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