大学内を歩いていて,ふと小さな花が目に留まりました。下の写真の画面左上と右下に数輪の花があるのがわかると思いますが,花の直径は 1 cm くらいです。
小さな花ですが,近づいて見てみると色も形も端正な感じがします。調べてみるとどうやらハナハマセンブリのようです。
「センブリ」というと,薬学部では「あぁ~,あれね」と,
誰もが反射的にいやな顔をしてしまう (^_^;)
くらい苦くて有名な生薬ですが,同じリンドウ科でもセンブリが「センブリ属」なのに対し,ハナハマセンブリは「シマセンブリ属」と,異なるグループなのだそう。
ハナハマセンブリがひどく苦いかどうかはわかりませんが,もともとこの植物は地中海原産で日本にはなく,日本にやってきてまだ30年くらいと比較的最近の外来種とのことでした。
「外来種」というと悪いイメージしかありませんが,いまのところ個体数が少数で,在来種への明らかな圧迫はみられないことから,ひとまず様子見ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿