みなさまこんにちは,よしだです。
昨日までの雨が上がって少し冷たさを感じる風が吹くようになりました。
きょうは愛知県の森林保全課の方が,以前いただいた助成金で整備した里山の観察路の様子を見に来られました。小野先生と私が,八竜湿地を含め里山全体をご案内したのですが,その中に以前から少し気になっている場所がありました。W5号館北側の,クズが一面覆っている斜面です。最近ここに,黄色の花が咲いているのです。
黄色の花は外来種としておなじみのセイタカアワダチソウです。昨年はここに生えているのを見た記憶がないので,今年からこのクズ原に侵入してきたのでしょう。
クズはその土地一面を密に覆って他の植物を排除します。つまり物理的に自分たちの陣地を確保するのです。対する挑戦者セイタカアワダチソウはアレロパシーといって,根から他の植物の生育を阻害する物質を出して排除します。つまり化学兵器で陣地を確保します。
クズもセイタカアワダチソウもはびこって嫌われる者同士ですが,この物理戦 VS 化学戦,果たしてどちらが勝つのでしょうか? 結果は数年後かもしれませんが,個人的にはとても興味があります。
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