先日のブログで今年もまたオオワラジカイガラムシが大発生したことをお伝えしましたが・・・
2015年2月6日 今年も大発生…
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post_6.html
昨日(2/18) の炭焼きの時,カイガラムシがたくさんついている木にヒヨドリがやってくるのを見かけました。近くの枝に止まって様子をうかがっています。
そして傾いた木の幹に下りてきました。オオワラジカイガラムシが気になるようで,くちばしで何かをしています。しかし,カイガラムシは幹の下側にいるので,思うように届きません。
ならばっ,とこのヒヨドリ,
ホバリング!
体を空中で静止させています!
ヒヨドリは何をしていたかというと,オオワラジカイガラムシが出す甘い液(甘露)を吸っていたのです。木の実がなくなり,花の蜜にはまだ早いこの時期は,ヒヨドリにとって食べ物に困ることが多く,普段なら降りてこない林床(森の中の地面)に下りてきて虫などをさがしたりして,冬を乗り切ろうとしています。
しかし,オオワラジカイガラムシが昨年から大発生して,本来この時期にはありつけなかった「甘い汁」をヒヨドリは吸えるようになったのです。おそらくヒヨドリにとってはうれしいことなのでしょうが,里山を管理する私たちの目線からすると,
「カイガラムシそのものを
食べてくれればいいのに・・・」
と,ちょっと複雑な思いです。
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