3月14日の北陸新幹線開業まであと2週間,というニュースが今朝流れていました。これによって名古屋から出発する列車にも変化があるのをご存知でしょうか。特急「しらさぎ」の運行区間が,現在の富山から,新幹線の終着駅である金沢に短縮されるのです(編成も短くなるそうですが)。
その「しらさぎ」,姫路城の別名が「白鷺城」(読みは「しらさぎじょう」とも「はくろじょう」とも)であることもあって,鳥の名前であることはみなさんご存知だと思います。そんな白いサギが先日,学内にある文四郎池に飛来していました。下の2枚の写真をご覧ください。
違います!
正しい名前は上が「コサギ」,下が「ダイサギ」。由来は単純明快,
小さいサギと大きいサギ(笑)
一緒にいればその大きさの違いは一目瞭然なんですが,一羽ずついても簡単に区別ができます。冬場はダイサギのくちばしは黄色だからです(コサギは年中黒色)。
では,大きくも小さくもない白いサギが「しらさぎ」かというと,そうではなくて
チュウサギ
なんですね(チュウサギは金城で見たことはありませんが)。そう,大きさの順に大・中・小なんです。冗談みたいですがこれが正式な鳥の名前です。実は種の名前として「しらさぎ」という鳥は存在しません。ダイサギ・チュウサギ・コサギの白いサギを総称したものが「しらさぎ」なのです。
このような例は「カラス」もそうで,「カラス」という種の鳥はいません。街中でもうんざりするくらいたくさん見るあの黒い鳥は,正しくは「ハシブトガラス」か「ハシボソガラス」のどちらかです。
☆☆☆
ところで余談ですが,国鉄・JRの列車の愛称名として,動植物の名前が使われる例がたくさんあります。いま思いついたものでは
動物:とびうお,かもしか,雷鳥,はやぶさ,はと,つばめ,こうのとり,とき
植物:こまくさ,はまなす,さくら
ネットで見てみたら,他に「かもめ」「ひばり」なんていう列車もがありましたね。
では問題。
この中で,「しらさぎ」と同じように,種の名前ではなく,総称のものはどれでしょう?
(正解はまた後日)
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