少し前のこのブログでルリビタキがよく登場しましたが,
2015年2月2日 ルリビタキの道案内?
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post.html
2015年2月10日 冷え冷えの湿地調査で見た「幸せの青い鳥」
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2015/02/blog-post_10.html
これらを含め,ヒタキの仲間にはほぼ毎日出会います。たいていはジョウビタキで,人をあまり怖がらないのか,かなり近いところまでやってきたりするので,少し余裕をもって写真を撮ることができます。下の写真は,今月初めに炭焼き小屋近くで目撃したジョウビタキのオス。おなかのオレンジ色がきれいですね。
さて,るり色のヒタキは「ルリビタキ」,金城の森で見たことはありませんが,黄色のヒタキは「キビタキ」。ではジョウビタキの「ジョウ」は???
ジョウにはいろいろな漢字が当てられているようですが,由来からするとどうやら「尉」がもっともな気がします。尉の意味は「翁」,つまりおじいさん。頭の色がおじいさんの白髪のような銀白色のヒタキ,ということなんですね。
ところで,ジョウビタキはなわばりの意識が強く,仲間を見ると執拗に追っかけて追い払う習性があるそうです。私自身,そのような場面を見たことはないのですが,9日の八竜湿地の調査の時に見たオスのルリビタキは,飛び立ったらたまたまジョウビタキのオスと居合わせてしまい,追っかけられてしまいました(あらら)。つまり,同種だけでなく近縁種も目の敵に???
春になるとジョウビタキはシベリアなど北へ,ルリビタキは標高の高いところへ旅立ちます。あとどれくらい金城の森で見られるでしょうか。
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