山を見て楽しむ方法の一つに,山頂に日の出または日の入りの太陽を重ねて写真を撮る,というものがあります。一番有名なのが「ダイヤモンド富士」と呼ばれる,富士山の山頂と太陽が重なるというもの。地上からは水平に見える山頂部に丸い太陽が乗っているように見えるのです。
一方,北アルプスの槍ヶ岳は,まさに天を突くような鋭い「穂先」となっていて,ここに太陽を重ねると,まるで太陽を突き刺しているかのような写真となります。私はどちらの写真も撮っていませんが,「ダイヤモンド富士」「ダイヤモンド槍」で検索すると,美しい写真を見ることができます。
さて,おととい19日(火)のこと。この日の学生実習が終わり,ふと窓の外を見ると,ランドルフ記念講堂が夕焼けで赤く染まっていました。きっといい日の入りが見えそう,と思い,ここ最近私は締め切りに追われて余裕のない状態なので,別の棟まで行き,気分転換に日没を見ることにしました。上空は風が強いのか雲が筋状に流され,美しい模様をつくっていました。
まさに日が沈もうとしているところですが,それは伊吹山へと消えていくところでした。太陽の位置が頂上から少しずれて,ダイヤモンド富士のようにはいきませんでした。何日か早ければ太陽がちょうど頂上に沈んでいたはずですが,この時期はすっきりと山が見えること自体珍しいので,これはこれでよしとしましょう(笑)。
ダイヤモンド伊吹
(まずまずの,ですが・・・)
その後もしばらく空を眺めていました。変わりゆく空の色が何とも言えずきれいですね。でもそれを引き立てているのはシルエットの伊吹山。いや,シルエットだからこそ伊吹山の美しい容姿が心に強く印象付けられる,ともいえそうです。
いい景色に出会えて心が落ち着きました(^_^)。
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