ゴールデンウィークが明け,大学もまたいつものにぎやかさが戻ってきました。
前回の記事では,センダイムシクイとコルリという少しめずらしい鳥について書きましたが,今回は逆に,いま金城の森で一番たくさん見られる鳥をまず紹介します。
それはこの写真の鳥なのですが・・・
スズメです (笑)
「なーんだ,スズメかよ」という声が聞こえてきそうですね。「スズメなんていつもいっぱいいるじゃないか・・・」とお思いの方もいるかもしれませんが,そもそもスズメは森にすむ鳥ではありません。むしろ人里に適応した鳥なのです。他の季節,例えば冬場などは,森の中でスズメを見ることはまずありません。
それが好んで森にやってくる,というのは,何かお目当てがあるからなのですが,そのお目当てとは・・・
虫です (笑)
金城の森はいま若葉が生い茂る季節となりました。そのやわらかな若葉を食べようと,いわゆる「いもむし」「毛虫」がたくさん発生し,その虫を狙って森にスズメがやってきたのです。
もちろん虫を狙っているのはスズメだけではありません。金城の森の住人,メジロもそうですし,
これまた一年を通して金城の森で過ごすキツツキのコゲラは,お得意の木の幹の中も探って・・・
ご覧のとおり大漁!
正面から見たらきっとドヤ顔でしょう(笑)
鳥たちにとって虫は,子育ての時期の大切な食べ物であり,この森がたくさんの鳥たちを育んでいる,ということになりますね。
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