昨日私は,調査で外に出ていたのですが,空を見上げると,うす雲が広がる太陽の周りに「日がさ」が丸くくっきりと現れていました。しばらくするとその日がさは少し薄くなり,一部が消えてゆき,代わってその下にほぼ水平の虹のようなものが現れました。
それが
環水平アーク
です。このブログでも過去に何回か取り上げた気もしますが,今回きれいに見えたのでまた紹介します(笑)。
最初控えめだった環水平アークは,まるで成長するかのように横に延びていき,しばらくするとこんなに大きくはっきりとしたものになりました。下の2枚の写真で,どこに環水平アークがあるか,もはや説明はいらないでしょう。
こんなにきれいに見えるなんて! と,走らせていた車を駐車場に止めて写真を撮りました。
ネットニュースを見ると,東京あたりでも見えていたようですね。
この環水平アーク,雲すなわち氷の結晶が静かにそろって浮かんでいるために,太陽の光が屈折して起こる現象です。物理学的な話,と言ってしまえば確かにそうなのですが,その結果「美しい」と感じてしまうものができあがるのですから,自然というのはちょっと不思議ですね。
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