みなさまこんにちは、よしだです。
今日の名古屋は北風が強く吹き、冬の寒さにまた逆戻りでした。新聞を見ると、この冬が平年よりどれだけ寒かったかという記事もありました。その寒さは植物の成長にも影響し、3月半ばを過ぎても大学の里山に花を見つけるのが難しいです。
今日ご覧いただくのはミツバアケビの芽吹きです。冬の間ツルだけになっていたミツバアケビも、ツルのあちこちから芽吹き、このように花芽をつけているものもありました。
写真の左に向かってげんこつのようなものが伸びていますが、これが花芽です。花芽の中間あたりにあるエンジ色のものが雄花、げんこつがやがて雌花になります。
アケビといえば秋にゼリー状の甘い実が実りますが、種子をゼリー状のもので包むのは、歯のある哺乳類が食べても飲み込まれやすくし、種子を噛み砕かれないようにするため、と考えられています。多くの植物が種子散布に鳥を選ぶ理由の一つは、鳥には歯がない(実を丸飲みする)ので、種子が傷つかないから、だそうです。植物も相手をよく見て工夫をしているのですね。
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