先日土曜日のこと,八竜湿地に設置してある流量測定装置の状況確認をしてきました。一見遠目には順調なように見えたのですが,近づいてみると水位が明らかにヘンです。
下の写真をご覧ください。水は全量堰の切り欠きを超えて流れていくはずですが,その最低位置(高さ,白矢印)よりも水位が低くなっています(赤矢印)。木の板には水の跡がついていて,つい最近までこの高さまで水があったことを示しています(青矢印)。
水は上流からどんどん流れてきているので,何が起きたのかもうお分かりですね。
水漏れ!(泣)
調べてみると上の写真の板の右隅から水が流れていることがわかりました。
こんな感じで水漏れが・・・
穴には落ち葉などがたまっていたのですが,それを取り除くと一気に水が流れ出し,堰の上流はほぼ貯水量ゼロに! と同時に,穴の出口から何か生きものが飛び出していきました。ちらっと赤く見えたので,アメリカザリガニに違いありません。
やっぱりおまえか!!!
そう,アメリカザリガニには昨年も同じことをやられたのですよ。
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2013/08/blog-post.html
というわけで,付近の川底から粘土質の土をもってきて,穴をしっかり埋めました。
と同時に,堰の上流側にたまった泥や落ち葉の掻き出しもしました。かなりの量の泥がたまっていました。
どっさり!
粘土で穴を埋めるのも,泥を掻き出すのもすべて一人で手作業。フィールドワークでデータを取るのは,このようにとても地味で気長なこと(苦笑)なのですが,汗をかいて得たデータは,やはりかけがえのないもの。これからも地道に研究を続けていきます!
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