前回のブログでは炭焼きの様子を書きましたが,今回のブログでは,炭焼きの時に見たさまざまないきものについて書きます。
まずは金城の里山でおなじみの小さなキツツキ,コゲラです。下の写真は少し霞んでいるように見えますが,これはカメラのせいでも黄砂のせいでもなく,炭焼きの煙のせいです(笑)。コゲラは煙をあまり気にしないようで,いつも通りえさとなる虫を探していました。
煙が目にしみたりしないのかしら・・・?
学生さんが薪割りをしていたら,ちょうど割れ目から何かの虫が出てきました。小野先生によれば,カミキリムシの一種であろうとのこと。虫にとってみれば,いきなり明るくなってびっくりしたことでしょう。
このたぐいの虫が苦手な方のために,
控えめに撮ってあります(苦笑)
空いた時間で,日本福祉大学の水野先生と,今日初めて炭焼きに来た学生さんを八竜湿地にご案内しました。ちょうどこの時期は花が少なく,みなさんには申し訳なかったのですが,花をぎっしりと咲かせて甘い香りを放つ植物がありました。ご案内の時には名前がわからなかったのですが・・・
調べてみたらイボタノキでした
変わった名前ですね~。「イボタ」は,引き出しや引き戸の滑りをよくするためのロウ(蝋)の一種で,この木に寄生するイボタロウムシから得られます。つまり,イボタが採れる木ということでこの名前があるようです。
炭焼きも終盤になってきました。煙の色をみんなで見ていたころ,近くの枯れ木に鳥の巣穴があることに気が付きました。よくよく見てみると,中で何かが動いているではありませんか!
鳥のひなです!
おなかを空かせているのでしょうか? ひなは空に向けて口を開け,親鳥が戻ってくるのを待っていました。
ほどなく親鳥がやってきました。シジュウカラです。親鳥は何羽もいるひなにえさを与え,ひなのふんをくわえて,さっと飛び去っていきました。
これには一同感激! いきものの営みがこんな
間近で見られるなんて,とても素敵ですね!
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