みなさまこんにちは,よしだです。
けさ炭焼小屋に行ってみると,一本の木が折れて倒れていることに気がつきました。下の写真の真ん中の茶色の木です。高さおよそ2.5mのところで折れています。以前から枯れていたのですが,折れる前は5m以上の高さがありました。
ここ最近,それほど強風があったわけでもないし,折れた部分がそれほど腐っているわけでもなく,なぜ折れたのかよくわかりません。
この枯れ木では今年の6月,シジュウカラが子育てをしていました。
http://kinjosatoyama.blogspot.jp/2014/06/blog-post_6.html
キツツキが枯れ木に開けた巣は,その後いろいろな鳥が利用する(このシジュウカラもその例)ことが知られていますが,この時期に子育てをする鳥はいないので,鳥から見ても被害が出ずに済みました。
巣の部分はさすがに強度が落ちていたようで,粉々になっていました。
巣の内側に,鳥の羽根などの痕跡は見当たりませんでしたが,黒く変色しています。
金城の自然林には,病気などで枯れた木がたくさんありますが,特に危険がなければそのまま残しておくことにしています。まだしっかり立っているうちは鳥の巣となるからです。
でもだんだん弱くなってしまうと,いつかはこのように倒れてしまいます。これからはある種の虫たちの棲みかやえさとなって,やがて土に還ります。折れて倒れた木に,自然のサイクルを見ることができました。
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